御樹木屋敷

宮下町の東部にて旧城内に至る道路の方に寄れり。 今も近辺の人呼びて「御樹木」と云ふ。 天正十九年酒井重忠、菩提寺龍海院を移し、慶長十四年酒井忠利、源昌寺を移し、其子忠勝小浜へ移るに及て、之を三芳野村紺屋に移す。 (紺屋に源昌寺跡あり。 其伝説は稍之と異る)。 依て寺跡に果樹等を植ゆ。