宮の越にあり。 伝へ言ふ。 水野多宮は太田道灌の旧友也。 川越築城の時、此地に移住し、氷川神社を勧請したりしが、大永元年正月十五日村の鎮守となれりと。 明治五年村社に列せられ。 四十三年村内の諏訪、愛宕、稲荷の諸社を合祀せり。