村の西北に位し、境内稍広く、寺堂又小ならず。 曹洞宗、龍洋山と号し、北足立郡植田谷大泉院の末寺也。 開山は喜翁良悦、弘治二年の創立にして天正十七年九月寂す。 天明二年焼失し霊即支京中興す。 鐘楼あり。 宝暦七年の鐘をかけたり。 不動堂あり地蔵堂あり、近頃まで村役場は此寺中に仮居したれども、 今は志木に近き街道の辺に移転せり、境内古木多し。