東光寺

曹洞宗にして、慶長十五年時の地頭米津彦七郎の開基にして、寛永二年僧舟海久呑之を中興す。 初民家と共に東久保にありしを、元禄十二年松平美濃守今の地に建立す。 其梵鐘に松平の銘を刻す。 傍の阿弥陀如来は承応二年肥前佐賀郡東谷山石長寺の住職此処に来り、自ら刻して本尊とせしもの也。