御岳堂と称する処にあり。 元御岳社ありて、社伝に天正六年四月の創立と称し、風土記に慶長二年十石の朱印を下賜せられ、古社にして近き頃まて文明二年庚寅三月惣旦那と鐫たる鰐口ありと記せしものこれ也。 明治四十年五月三日、同村の天神社、稲荷社、神明社を合し、四十四年水野の浅間神社を合祀して入曽、入間、水野の各一字を撰て入間野神社と称す。 社地広濶、社殿堂々たり。