所沢字宮前にあり、村社也。元花光院(明治二年廃寺となる)別当たりし時、文政九年社寺共に焼失し、古記を失ふと云へり、或は曰く日本武尊此地に休息し給ふと、境内に一丈三尺の老欅あり、境内甚だ広濶、樹木鬱蒼たり、境内社に蔵殿、八雲、疱瘡、水天宮、琴平等の諸社あり。