宮原にあり。天台宗行人派、東京音羽普門院の末也。其本尊大日如来は天文年中まで増田氏に伝はり其持仏なりしが、同九年高麗、多東等三郡の行人に計りて、増田正重が開基する所、寛永十四年より三郡の錫杖頭たり。寺の東に接して墓地あり。