宗源寺

曹洞宗総持寺末、今井山と号す。往古は宗源庵と呼べる草庵也。弘法大師作地蔵尊あり。文禄元年入間郡龍ヶ谷龍穏寺十六世鶴峯萱居す。当時徳川家臣土屋治郎左衛門昌吉の堂閣を興造する処也。其釜今尚存す。寛永二年仏工篠田佐兵衛尉定政、歯仏釈迦を負ひ来り、四世頽世の望にりり寄付し、之を本尊とす。