小久保は下加治の北に位す。昔小久保氏と云ふもの草創せるによりて小久保と 名けしとかや。今は小久保を姓とするものなし。戸数三十。小久保の南端、陸田の間山王の松と云ふあり。周囲一丈三尺余なりしが、明治三十四年八月十四日落雷の為に枯死しぬ。
医王山と号す。