平山氏の東に接して復土居の長方形に連続せるを見る。之れ江戸時代の始村田和泉守が居住したる処にして、土居の中今も村田氏二戸住し、其北方土居外にも尚二三戸村田氏あり土居の中東方の村田氏は其宗と称せられ、家に大刀を蔵す。本家村田氏、西隣村田氏と北隣村田氏との三家家屋の築造甚だ奇古にして、其柱頗る大而して劉らさる也。(平山分島田氏の柱も亦同じ)