八幡神社
若宮にあり。正暦二年八月仲内匠頭方盛、新井勘解由勝重等の創立にして天保六年の再興なりと云ふ。村社也。近年厳社、山神社を合祀せり、社地越辺川に臨む。
津久根は村の東北端に位し、越生町に接せり。古は槻根と記せりと云ふ。風土記に曰く、土地梅に宜しく、梅樹を多く植ゆ。実を取て梅干として江戸へ送る。此辺皆同じけれとも、殊に当村に多しと云ふ。古は漆を多く植へて其税を出せしかど、今は税のみ出して漆をば植へずと。文化年代の実状也。仲姓多し。
若宮にあり。正暦二年八月仲内匠頭方盛、新井勘解由勝重等の創立にして天保六年の再興なりと云ふ。村社也。近年厳社、山神社を合祀せり、社地越辺川に臨む。
明治初年の創立にて、観音の像を安置せり。