旧城内にあり。 創立不詳。 大同二年等の説は今遽に信じ難し。 祭神は素盞鳴尊、奇稲田姫命、後菅原道真をも加ふ。 県社也。 世或は式内物部天神社に擬し、或は中氷川神社に擬せり。 然れども未だ詳ならざる也。 或は川越城の移転に伴ひ、的場村天神社を移せるなりとも云ふ。 然るや否や。 社殿壮麗、境内梅樹及桜樹あり。 社後の初雁杉は今僅に老古幹を存すと雖、古来有名也。