南町にあり。 日蓮宗、永和年中の起立なりしと云ふ。 寺は元城中内廓の処にあり、城廓築造の際に当ては其儘たりしが、天文年中北久保町の辺に移され、元和五年火災に罹り、六年今の処に移れりと云ふ。 寺堂大にして、境内幽邃の趣あり。 垂糸桜あり。