長徳寺

街道の北に位し慈眼山と号し曹澗宗通切派直竹長光寺末也、享保、寛政の両年度火災あり、古記、烏有に帰し創立の年紀を詳にせざれども、伝語、墓碑等によれば、直竹長光寺より独住存賢禅師来り此寺を開く。長禄元年二月寂す。其後元和五年長光寺八世庭庵慶徹和尚中興す、寛永六年寂す、本堂あり、小堂あり、鐘を本堂の軒に掲ぐ。