西光寺

字道間にあり。曹洞宗通幼派、能仁寺末也、慶長年中の創立にして、能仁寺四世勅持自然禅師格外云逸開祖たり。然れども実は能仁寺にありて、兼務せしものなりと云ふ。而して慶長十八年まで旧本尊の有無明ならざりしを、格外玄逸、鎌倉仏師円秀に托し、今年九月彫刻せしめたりと旧記に存す。