東方にあり。其東は鎌倉街道にして、今は雑木の林中九尺有余の大板碑を存す。「帰命本学心法身常住妙法心蓮台本来具足三身徳延慶第三暦仲春仲旬奉興立趣意者為大檀那沙弥並朝妻氏女」等の文字を刻したり。寺は元大伽藍なりしにや。然れども崇徳天皇に関係ありとの説は信すベからず。土人はソ-トク寺と呼べり。