北部の雑木林中にあり。土地幽遠、村人と雖往々此地に至らんとして道を誤るものあり。板碑の大なるもの二三基あり。其一に「弘安三年庚辰□月八日右志者為父母幽霊頓証大菩提沙弥願主敬白」と記し、他の一には「応長元年十月八日弟子比丘尼仏性沙弥願主三十三年」と記せり。外に尚小なるもの二三基あり。