八幡神社
山田にあり、伊佐沼の東に位す、太田道灌が勧請せし所なりと称す。 又慶長年代の棟札をも蔵したりと云ふ。 社殿老杉の間に立ち、境内静寂、其西方伊佐沼畔まその通路の松並木、遠望甚だ佳也。 境内に浅間社、厳島社等あり。
鴨田は村の東部を占めたる一大部落にして、戸数二百余。
山田にあり、伊佐沼の東に位す、太田道灌が勧請せし所なりと称す。 又慶長年代の棟札をも蔵したりと云ふ。 社殿老杉の間に立ち、境内静寂、其西方伊佐沼畔まその通路の松並木、遠望甚だ佳也。 境内に浅間社、厳島社等あり。
荒川堤坊の傍にあり。 老杉あり。
其他尚稲荷社、諏訪社、神明社等あり。 又八坂神社は柳橋の東にありて、傍に厳島社を設く。
上尾街道の北に位し、川越仙波中院末、星光山善光寺と称す。 伏見天皇永仁四年、尊海の開山と伝へらる。 尊海は喜多院中院の中興也。 寺堂大、楼門あり、小堂あり、尊海の墓は後世の建立にして、正慶元年示寂の事を記したり。