字氷川前にあり、口碑によれば、此社もと堤外にありて、郷社八幡神社創立以前の氏神なりしが、八幡社創立以来氏子皆之に属し、当社は逐年衰徼し、修理も加へざるに至れるを以て、此地に移し一小祠となせるものにして、今猶堤外に宮ノ原と称する所あり、本社の旧跡なりと云ふ。