笠縫

笠縫は岩沢の西に隣り、入間川の北岸にあり。東西五町、南北十町、人家五十、元南方に新田ありしも、明治の始本村に合せり。

正願寺

字新堀にあり。真言宗新義派、比企郡今泉村金剛院末也。承応元年村民協力して往昔より在来の仏堂を修造して一寺となし、権大僧都法印覚順を開祖とす。覚順天和二年十一月寂せるを霊碑及墓碑にあり。今は加治村役場に代用せらる。