康永二年十一月三日秩父住人畠山重俊の創立にして、当時は日影郷の鎮守なりしが、元亀二年六月三日加治修理大夫岡部小次郎ノ佐及林民部少輔拝殿を造営せし棟札今尚存せり。後年暦不詳本殿の朽敗を恐れ拝殿の奥に移す。社後に檎の大木あり。周囲一丈八尺。