氷川神社
古我原にあり。 古は獅子明神と称し、 今泉渋井古市場三村の鎮守と崇められしも、 明治初年古谷本郷八幡神社の氏子となり、 為に此社も単に三大字の信仰社たるに過ぎず。 末社多し。 社後は新河岸川也。
古市場は村の西南に位し、大宮所沢街道に沿ひ、又新河片川に臨み、水運の便あり。 従て人家相連て一小宿駅の観をなせり。 戸数百二三十、中氏古く、沢田氏之に次ぐと言ふ。 両氏を称するもの甚だ多し。
古我原にあり。 古は獅子明神と称し、 今泉渋井古市場三村の鎮守と崇められしも、 明治初年古谷本郷八幡神社の氏子となり、 為に此社も単に三大字の信仰社たるに過ぎず。 末社多し。 社後は新河岸川也。
灌頂院末の一寺にして、 台峯山薬師院と号せしが、 今は廃されて本堂の跡水田となりしも、 僅に其薬師堂と墓地とを残す、
同じく灌頂院末にして安養山浄土院と号す。 今は寺なく堂なく、唯墓地を存するのみ。